どうなる大学受験

大学入試センター試験が今年度で廃止され、2020年度より「大学入学共通テスト」に移行する。

移行直前にも関わらず問題が山積みで今後も内容の変更や実施の延期などの発表が続くと思われます。

学校の先生や塾の先生方はもちろん教育に携わり、生徒に相談される側にとっては決定をコロコロ変えているうちはハッキリとした説明を保護者・生徒に出来ず、もどかしい日々を送っています。

移行の理由としては、社会に出てから必要とされる力が変わって来たためでその必要とされる力というのが、

「先行き予想しずらいこれからの(今の)社会では知識量だけでなく、自ら問題提起し解決策を打ち出したり新しい価値を生み出す力」

これが需要という理念からだ。

よって「大学入学共通テスト」は従来のテストよりも思考力・表現力・判断力を重視した問題に変更となる。

元々この制度は共通一次としてスタートしたものだが、本来は基礎力を測るもので思考力・応用力を見るのは二次試験においてでした。

よってあくまで基礎力を測るという位置づけなら記述において基礎力を測る問題作成が難しい。

しかも採点を民間に任せるという。

採点の信頼性や公平性に不安が出るのは当たり前である。

逆に採点基準が明確な解答を得るため、つまり採点者の都合で問題を作成すれば信頼性や公平性はある程度確保はできます。

しかしそうなれば解答時の発想に限界があるものになってしまい測りたかったはずの思考力・創造性が測りづらくなってしまいます。

この矛盾をどうクリアするのか今こそ思考力・表現力・判断力を発揮して頂きたいものです。

ただし受験者は別に勉強法を変えずとも学問の始まりである「なぜ?」を普段から大切にしていけば国語の題材が実用的なものー契約書から設問があり80~120字の記述に代わっても恐れることはありません。

一人でも多くの生徒から「習ってないからわかりません」という言い訳が無くなるようにオンライン塾+全学年交流会で切磋琢磨していきます。